年末の試合は信じられない負け方をしたかと思えば、前年度プレーオフ優勝チーム(うちはレギュラーシーズン優勝だったらしい)に競り勝った。このゲームが去年の仕事納めとなり、終わりよければ全て良し。いろんなところで仕事した年だったな。EHS, TEX, MCA, TMI, SPPA, FWF・・・どのシチュエーションでもAdjustできたかな。
とにかく初の連敗を喫してしまったFlyers、06年最後の試合で勝ったとはいえ、気が抜けない状況だ。何故ならば死の中西部ロード(Albuquerque→Sioux Falls→Dakota→Idaho)13日間に加えて、現在リーグトップを走るFlyersからは”出る杭は抜かれる”の如く戦力を削られていく事が明白だからだ。1月7日からNBAは10-day contractが可能になるし、season non-guaranteeの契約が出来るのでひょいとD-leagueから選手を引っこ抜いて試してよかったらキープして(non-guaranteeだからいつでも切れる)、いらなければ戻すということが出来るようになるのだ。NBAには都合のいいはなしだが、我々(とくにequipment managerの俺としては)には大迷惑な話だ!
早速イの一番でGSWにうちのエースが引っこ抜かれた。27.1pt per gameが抜けるということは100点の所が73点になってしまうという事?!バスケのことはよく解らないが、彼の得点力はずば抜けていたのだ。実際、NBAでの最初の試合でスティールからダンクをぶちかまし、ESPNのSports Centerに取り上げられたあいつはD-leagueの誇りでもあるが、やっぱりFlyersとしては非常に痛い。出る杭はこれからどんどん抜かれていくだろう。すでにもう何人かにはそういう話が来ているのだ。困ったなぁ。。。只今チームには9人しか居ません。今日来た練習生はどれもイマイチ・・・。そして今週末はホームで初めて負けを食らったArkansasとの2連戦。さぁ、どうする?
明けましておめでとうございます!!今年も宜しく!
と挨拶するのって気持ち良いよねぇ。野球人だったワタクシとしてはこの辺のけじめをきっちりつけたいわけで、正月となるとどうも神聖な気分になる。今年の目標やら絵馬に書き入れる”今年の文字”を考えたり色々やることがある。アメリカにいるとなかなかそういう新春気分にはならないものだが、我々もなれたもので鍋で年を越し、お雑煮を元日の朝に頂いた。餅があったのが奇跡的だ。クリスマスから食べまくり。仕事もちょっとそっちのけで作っては食べるの繰り返し。シーズンが始まって落ちた体重も回復した。MitochondriaにGlycogenを備蓄完了したといっても過言ではない。やっぱり人間、仕事も大事だけど、衣食住あっての人間である。日本もアメリカも変な世の中になっていくが、衣食住のクォリティーを落とさない、むしろ高められる人間でありたいと年の始めに思った。そして、もうちょっと運動する時間を作らなければ、いけない。このままでは高校時代から作り上げてきたナイスバデーがほっそりしてしまって、困る。か細い人間には心身ともになりたく無いのだ。それから今年は日本にいる時間が長くなりそうだ。H-1ビザのこともある。まずはシーズンを無事に終えることが肝心だが、シーズンが終ってからの時間を上手に使えるように今のうちから計画を練りたいと思う。正直に言って来年どうなってるかわからないし、不安定な未来ではあるが、なんとかUndercontrolになるように頑張りたい。
現状に満足せず、大きな目を持ちながら、高みを目指すべし。
と、今年の抱負を述べてみたが、現状では全くどうなるか解らないので、いつ首を切られるかもしくはCall-upされるかわからないD-leagueの選手たちのようにいつでもどこでも実力を発揮できるように普段から準備を整えておきたい。
何日か前に大雪で完全に封鎖されてしまったDenver, CO。なぜか雪はやみ、道路は綺麗になってFlyersにはGoサインが。。。前日に悪い内容ながら勝ってしまったFlyersは朝6時15分に空港に集合して出発。
本当は空港までのTransportationはチームが出さないといけないはず。去年は選手たちのアパートからSupershuttleとかを頼んで行ったらしいが、ちゃんと駐車場代とか戻ってくるのか?
さらに向こうについてからのTransportationも相手チームが我々に提供しなければいけない。しかし前日の試合中に”雪だから”という理由でレンタカーを我々が借りて、我々が運転するという事を聞かされ、試合中にちょっとぼーっとしてしまった。雪に閉ざされているとは言うものの、試合をするくらいなんだから交通手段ぐらいは提供してくれよ!Awayの洗礼か。
Awayの洗礼はまだまだ続く!
怪我人も少なくなり、唯一怪我してる奴も今日は早くからATRに来てリハビリする事が出来た。昨日監督に直接”早く来てテープしなさい”といわれた選手も早く来た。せめて1時間欲しい。大学の時はどうだったかなぁ、と思い出したいけど、もう3年以上も離れているものだからなかなか。インターンのさゆり氏の方が大学のメンタリティーで意識が高い。
ところでアメリカのスポーツセッティングで一番理想に近いことを実現できているのが大学だと思う。プロは設備も人材も揃っているはずなのだが、他にいろいろな事がからみすぎてAT側の理想から離れていってしまっていることが多い。ただAT側の理想が必ずしも良いかといったらそうでもないし。その辺の葛藤はRangers時代に経験できたし、子供みたいな選手の扱い方はEHSで学んだし、段階をおって勉強できてる自分がとてもラッキーだなと思ってみたり。そんなことを思っていられるほど今日は平和な練習日だったのだ。
話はそれたけど、理想は捨てたくない。理想という言葉自体実現不可能なようなニュアンスなので使いたくないから、実践とでも言おうか。Knowledgeは使ってこそ初めて自分のPowerになる、という話を渡米した直後に聞いたことがある。教わった事、経験した事、それをいかに実現するか。実戦で実践する(苦笑)。それが自己がfunctionalであるという状態のはずだ。とにかく自分のATRなんだから自分が良いと思った事は実践したいのだ。
その為には皆さん、もう少し早く来てくださる?
7勝1敗、ホーム負けなしのFlyersだが、一人キャンプから頑張ってきた奴がCutされた。練習に来て車を降りた駐車場で監督に呼び止められてCutを告げられたらしい。最近良い働きが出来ていなかっただけにやばいかなと思っていたけど、その時は突然訪れた。
Bobcatsの選手で怪我人が出たのでAssignmentで着ていた#15が上に呼ばれた。前日の試合をテレビで見ていて”うすうす”感じたぐらいの予感はあったそうだが、とにかくその日の夜に飛び去った。
2人居ないとなると足さなくてはならない。MavsからAssigmentがまず一人。最初にロッカーに入ってきて、”・・・?!?!”おれがかなりConfuseした。前から居たかのような態度でさ。。。だ、誰?って思わず聞いてしまった。Mavsから練習に来ただけ?とかわけのわからないことを考え、5分ぐらいそれで思考が止まってしまった。とにかく一人増えた。
もう一人は最近練習生という形でプレーしていた選手だ。かなり小さいが、堅実な動きをする。彼はここ何日か顔をあわせてるし、安心か。
さらにもう一人はウルトラCだ。ドラフトの時指名したはいいものの、ビザの関係でBrazilからこれなかった奴が一人いたのだが、そいつが遂にここにやってきた。自腹の飛行機で飛んできたらしい。
つまり今は12-2+3で13人チームにいる。ロースターは12人。NBAから来てるのが2人いるからD-league契約の選手は10人になる。つまり折角来てくれた2人か既存のチームから一人切らなければいけないのだ。それの期限が明日に迫っている。さぁ、どうなる?!
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