正月気分もそこそこに正月2日から働いております。お餅をなんとか発見して(この辺では有名なKo-Martには無かった。韓国人は正月に餅を食わないのか?)お雑煮をじぇみと作ってなんとか正月を迎えられたが、やっぱりアメリカは正月の情緒がないよな・・・。最近はインターネット動画の進歩でレコード大賞の一部とか見れたりしたから、それとなく雰囲気はあるんだけど。高校ラグビーも高校サッカーもないし、天皇杯もニューイヤー駅伝も箱根もないからやっぱり・・・。コタツもないし、みかんも無いし!
クリスマスから正月にかけてクリニックに来る患者も全体数は減る。やっぱり旅行に行ったり、家族に会いにどこかに行ったりで、いつも通りにリハビリが出来ないで、帰ってきてチェックしてみたら案の定筋力が落ちてたりパフォーマンスが落ちていたりする。そんなのもカバーしつつ、仕事始めとなった。ところで最近はACLR患者のQuad Strengthの不十分さが目立つ。ACLRの術後にPFPSを発症したら、Quad Strengthをあげていくのは至難の業だ。しかしドクターはQuad StrengthのIsokinetic TestingをDischargeの指標のうちの1つにしてるから、蔑ろには出来ないのだ。
そもそもQuadの筋力がACLの患者に重要なのかどうかも議論の的だが、やっぱり痛みがあれば無理してやらせることも出来ないし・・・・。というわけで、Functional ExerciseでGluteusやらHamstringやらの機能を回復させて、ITBを楽にさせてあげて、PFPSを軽減させてから、Quadの筋力回復をして行こうと言う流れだった。しかしここに来て、どうやらFunctional Exerciseはそれはそれで機能改善に役立ってるけど、Biodexで測るIsokinetic Testingの数値がよくならない、ドクターに顔が立たん!ということであくせくしているのだ。トレーニングのSpecificityというか、やっぱりIsokineticの数値を良くするにはIsokineticでひたすらやるしか無いのかな。Functionalも良いけれど、基本も大事だと、自分の未熟さを感じている。
なので、6ヶ月チェックが迫っている患者達は頑張ってQuadから煙が出るくらい(笑)トレーニングしている。Quadは難しい。VMOが全然機能していなければむしろ逆効果になってしまうかもしれない。大体、いつぐらいからこのジレンマは始まっているのだろう?術後1日目からかもしれない。患者をもっと早い時期から担当できたらどうなるんだろうなと思ったりするけれど、俺がやるとAggressive過ぎて駄目そうな気もするし・・・。しかし大事なのは基本、基本!どんなレベルでも上の人たちは基本がしっかりしている。もう一度基本に立ち戻って見直してみたいと思った。