木曜日は仕事が意外と長引いてしまったので、野球の練習にいけないかと思ったが、電話してみると”とにかく来い!”と。キャプテン兼監督のGregは若い奴ながらチームをしっかりまとめている。アメリカ人には珍しく”マメ”なのだ。試合前には必ず電話かけてきて、”来るんだろ?!”って確認するし、メーリングリストとか作って、ダルダルなほかの奴らを引っ張っている。口ではでかい事を叩くが、意外と自分に謙虚でunderestimateしてるのだ。そんなに出来た奴じゃないし、彼女にいつも怒られてばっかりで、一発を秘めたスイング以外はそんなに野球も上手くないが、彼には世話になっている。今日も彼のおかげでなかなかいい練習が出来た。
練習はそんなに長くなかったので、モールに立ち寄ってみた。モールではいつも誰かに会う。とくにEHSの奴ら。何でかな、トレーナーって公共の場で選手とかに会うとちょっと照れちゃうんだよね・・・なんかプライベートを覗かれたって感じでさ!?そんな覗かれるようなプライベートじゃないけど。寄りによって今日はState Champになったばっかりのバスケの悪がき二人。”おお~ちょうどお前の事話してたんだぜ”なんて言う。ちょっと話した後、なぜか”靴を買いに着たんだろ?ふふーん、お前は新しい靴買ったほうがいいぜ”なんて言われてしまった(汗)。いや、別に靴を買いに来たわけじゃないんだよね・・・
うん?靴か・・・?ちょっと見てみるか。この前まささんが帰国する前にきたときに欲しかった靴があったのよね。お店に入るとやたら調子のいい店員が”あんた、その靴似合ってるよ!””それだったらちょっと薄い色のジーンズと(わざわざジーンズをだしてきて)あうね。”と言い寄ってくる。”はぁ・・・じゃサイズ9の靴をとりあえず”と頼んでしまった。出てきたのはサイズ9、9.5、それから2種類のほかの靴。”ほらあんた、こんなのだってあるよ、どう?”なんて聞いてくる。思っていた通り履き心地が良い。トレーナーの観点からしてもいい靴だ。履いて歩いてみると他の店員まで”いいですね、似合ってますよ。”だってさ。お前さっきの若い兄ちゃんにも”似合ってますね”って言ってたばっかりじゃねーか。臭いぞこの店(笑) ”この靴はどれくらいここにありそう?”と聞いてみると”すぐ売り切れちゃうかもしれないけど、15%だけ払ってキープしておいてもいいけど、要らなかったら15%は返すよ。”だそうな。そんなシステムがあったなんて知らなかったけど、どっちにしろ買ってしまうんだったら今買ってしまおうかと購入。
わずか15分ぐらいの間に気が変わって靴を買ってしまう俺。卒業試験もパスしたし、まぁいいか!そういう思い切りは必要だ。それにしても珍しくノリのいい店員だったな。チップをあげたくなってしまった。
夜はみんな卒業試験をパスしたのでクラスメイトで飲みに行くことに。みんな勢ぞろいかと思ったら俺も含めて9人中3人しかいなかった。一つ下の奴らはいたけど。どうやらうちらの学年では派閥が出来ていたらしい。そういうのに鈍感な俺は卒業直前になって気付かされたのだが、下の学年も合わせていろいろあるらしい。誰と誰がやっちゃってあの子の彼が寝取られたとか、うちらの方がcoolだとか、あいつのATRはだらしない、とかそんな話ばかり。ATと呑みに行くとこんなのばっかりだから嫌なんだ。じゃ、もう一つの派閥は面白いのだろうか?試してみよう。
折角ナイスなアメリカ人を二人見たのに、こんな一日の終り方で興ざめ!
adidasの靴は通算二足目。実は靴好きです。ソールの網網がエロい。