7時半から授業で、TAが終わるのが12時半。すぐに家に帰ってウメの散歩と食事。そのまま仕事に行って・・・う~ん、せわしいね。さらに今日は9th gradeのフットボールのゲームだからさらに長い一日だ。でもちょっと寂しい気分の日になるとは思ってなかった。
練習前は忙しくなるかと思ったが不思議とほとんど来なかった。補習の授業を取らないといけない選手が多いからかな。それはいいとして金曜日に足首を捻挫して、昨日言ってきた奴がリハビリに来なかった。昨日は練習できないかもとか木曜日の試合は出れないかもとか弱音を吐いていたくせに、今日は練習できるのかよ。前にも問題を起こした奴なので、慎重に言葉を選びながら接してみる。足首の調子はどうなのか?から始まって、トリートメントをしないとどうなるかとか・・・とにかく練習は出来るところだけやって練習後にアイスと言う事にした。聞いてる様で聞いてないんだろうな。
練習後はJVのゲームにすぐ行かないといけないので、そいつを捕まえにロッカールームへ。ATRにいるから、アイスをしよう、と言って、もし来なかったら明日もあさっても何もしてあげないからね、みたいな事を言う。どうせ、試合前になってテープだけしてくれって言いに来るのが落ちだからそのための措置だ。すると返って来た言葉が”I never asked for your help”だそうだ。前の俺だったらぶち切れてるところだけど、それを通り越して、"そっか、そうだよね、Good point"と思ってしまった。確かにそうだ。別に助けてくれとは言われてないもんな。昨日はのこのこやってきてトリートメントしてやったけどな。よくもまぁ、そんなことが言えるわ・・・と言う風に考えると怒りがこみ上げてくるので、他の方向に考えることにした。
やっぱりATと選手との間に、特に高校レベルとなると、Assumptionに差があるんだな。こっちは怪我したのならば、治そうとするのが普通で、それをヘルプするのが仕事なわけだけど、向こうにとっては必ずしもそうではない。大半がそうだけど、こういう奴はちょっと違うんだろう。いわば、常識が通じないのだ。しょうがないのであの悲しいせりふをコーチにレポートしておいた。いつでもああいうせりふを聞くのは悲しく、寂しい。
"Who hurts the most when you get an injury? not you, the team does."
所変わってJVの試合。ミスからTDを98ヤード?ランで奪われてから第4QT終盤まで得点無し。しかし、最後の最後で同点にすることに成功。Overtimeで双方TDとExtrapointを奪って、双方Defenceが0点に抑えた後うちだけがTDを奪って逆転勝利。盛り上がってたけど、こっちはそれどころではなかった。Medial Femoral Epicondyle(ひざの内側の骨)を踏みつけられた奴がいて、異常なほどの痛みを訴えていたのだ。ジャンボな16歳で、フィールドから出すのでも大変だ。夕方からの雨でびしょびしょ、俺もびしょびしょ。ついでにATのいない相手チームにも足首捻挫してフィールドから出したから、左右汗+雨まみれ。でもくさいなんていってられない。骨を踏まれた奴のAssessmentを続ける。どうだろう?Jointは大丈夫そうだ。でも痛みが激しい。明らかに大腿の形が変形してるわけでもない。うーん・・・ここで911してもどうせ、待たされるだろうし、親と連絡つかなくてとか、お金がかかるとか様々な問題を考慮して、親が迎えに来る事になってるEHSまで帰る事にした。その方がちゃんとこっちから親に説明できるし、ちゃんとImmobilizerもつけることが出来る。といわけで、チームのバスでEHSに戻り、親が来るのを待つ。
結局親が言うには、親の車で運ぶよりは・・・と言うことで911をして、救急車に迎えにきてもらうことにした。しかし救急車のおっさんと話した結果、救急車は使わないことに。その選手のおじさんのバンで運ぶことにしたのだ。まぁ、2転3転話は流れたが、救急車でERに行ったとしてもすぐx-rayを取ってくれるわけではないだろうって救急車の人が言ったし、お金もかかるということで方向転換した。試合終盤の怪我だったので、試合終了後に救急車をすぐに呼んでも良かったけど、Life Threateningな状況ではないし、これでよかったと思う。。。Eastsideで働いてると、どうしても"払えるのか?"というところに目が行ってしまう。でも本当に911で呼ばなければいけないときはすぐに電話をかけれるようにしたい。
散々な一日だったけど、全部の仕事が終了後に行ったERで選手の母親とおじさんの”Thank
you for showing up tonight!"の一言で報われたような気がする。このときすでに11時。はぁ~長い一日でした。骨が折れてないといいんだけど。