テキサスに戻ることになった。あまりに忙しくてブログに書くどころではなかったが、今まさに引越しの最中だ。Fairfax, VAから投稿している。
じぇみの卒業にあわせて、もうNYCから脱出しようと今年の初めから本格的に取り組んでいたのだが、なかなか仕事が見つからず、不況も重なって、なかなか次のステップに進めない。しかし以前お世話になったDr.Meisterの一声で前に居たArlingtonに戻ることになった。じぇみもNYCにはうんざりしていたので快くOKしてくれたので、ちょうどいいタイミングで仕事を転職することになった。仕事の内容はもっと野球やソフトボールに根付いたものでコンディショニングもするし、動作解析の手伝いもする。自分の能力を最大限に発揮出来る場所だろう。よろしければ一見あれ。
TMI Sports Performance
以前NYCのラジオで所得税に関して市長が言っていた事を思い出した。"We want to rich people to stay here because rich people can move out anytime." (高所得者の税率を上げないのは市の収入が減るため)あきれる話だ。貧乏人(NYCでは年収1500万が中流階級)はお金が無いからどうせ引っ越すことすら出来ない。という仮定に基づいているからだ。実際体験してみて、親のサポートが無かったら実際引っ越せなかったと思う。H-1Bの転職にはかなりの労力とお金を必要とするし、雇ってくれる側にも多少払ってもらわなくてはならない。引越し業者に性懲りも無く頼むことにしてしまったが、これも相当な額だ。さらにアパートのリースがまだ8月まで残っているから払っていってくださいといわれ、もう懲り懲り。もうどんなに絞っても出ませんよ、お金は。
そんな時にちゃんと法律を守って止めてあった俺の車にチケットが・・・。"State Inspection is expired"だってさ!車両登録は2年だけど、車検は一年に一度しなければならないのだ。そんなこと気づかず・・・。車を修理に出せばセンサーの調子が悪いことが発覚して、なんとFail!結局ディーラーに持っていくことにした。その行く途中で家を出た瞬間警察に止められる。おいおい、何だよ、なんにもわるいことしてないよ!とおもったがどうやらテールランプが切れていたらしい。24時間以内に直さないとチケットだぞ、と言われそのまま橋を渡ってNJのディーラーへ。次の日車を取りに行って(ちゃんと直ったらしい)警察署に行って書類にサインして、それを郵送すれば良いらしい。なんてめんどくさい!
どこまでこの町は我々の足を引っ張るのか?引越し業者の見積もりから2倍になった料金に開いた口がふさがらず、アパートの大家に”ごみはしっかりリサイクルと可燃物に分けてください”と念を押される始末。実際にアパートを出る日には大雨で・・・そんなに引っ越してほしくないのかい?アリ地獄のような町だ。得体の知れない魅力に取り付かれた人たちがいっぱいいるところだが人間本来の生活を望む人には向いていない町だ。
今度はきれいな空気が吸える町に引っ越す。木が死んでいない町に行く。ベッドルームの窓を開けて下を見たら壁の落書きに”Die”って書いていないところに行く。きっと慣れないことや大変なこともあるだろうが、じぇみと二人で頑張ります。TKOがNew Yorkを出て行く前日に聞いていたシナトラのNew York, New Yorkを我々もGeorge Washington Bridgeで聞きながら脱出に成功した。